Ayakaワクチン接種率もすすみ、次第に活気を取り戻しつつあるニューヨークです。
教室の方は最近は全ての席が埋まってしまう日が増えてきました。
一方で、旅行に出かける生徒さんも増えてきました。
日本の母も、ワクチンの予約が取れたということで、ほっとしています。少しづつ世界は良い方向にすすんでいるとポジティヴに受け止めたいです。
コロナが起こっても、ペースは落ちたりしたものの私はずっとジュエリー制作の手を休める事はありませんでした。
最近やっと完成したジュエリー2点を紹介したいと思います。
1点目は、こちらのSnake Baroque Pearl Earringの14Kゴールドバージョン。
最初に作ったのは、シルバーで白いバロックパールバージョンでしたが、お客様からのリクエストで、14Kゴールドでピーコックカラーのバロックパールをセットしています。
14K gold, ピーコックカラーのバロックパール。
こちらが、以前最初に作ったバージョン。
パールの色が変わるだけで、ミステリアスさが増して、なんだかかっこいい雰囲気のものが出来ました。
このイヤリングをオーダーしてくださったお客様が、ちょっとダークな路線のジュエリーが好きなので、彼女らしいなと思いながら作りました。
ちなみに、彼女は私のHandcuff（手錠）のネックレスもさなぎのネックレスも以前購入してくれたお客様で、ちょっと不思議でミステリアスなものが好きみたいです。
このイヤリングはバロックパールの部分もオパールの部分も形がそれぞれユニークなものなので、それぞれの形に合わせてワックスで一から作っており、キャストできない分、手間がかかっているアイテムです。なので、このアイテムはいつもオーダーをいただいてから制作に3-4週間いただいています。
そして、もう一点最近作ったのが、こちらのStardust Earringです。
このデザインもスケッチブックにずっとあったものの、一つ一つ星の形を彫るのに時間がかかって大変なので、なかなか気が進まず・・・。やっと完成することができました。星が連なっている、夢のあるイヤリングです。2-3月のまだ寒いニューヨークで外に出る気がしないときに、コツコツワックスを彫りました。
このイヤリングを作っている時期は以前にもブログで投稿しましたが、私の祖母が亡くなった時期と重なりました。このイヤリングを作りながら、「祖母はお星さまになったのだな。。」と思いました。
「人が亡くなったら、お星さまになる」という発想は、日本ではいろんなお話に出てくるような気がしますが、アメリカ人の主人に聞くと、「人が亡くなったら、お星さまになるという考えはアメリカではないよ。」という事でした。一体この表現はどこから来たのかな？と少し調べてみると、ギリシャ神話では星座にまつわるお話で、亡くなるとお星さまになるというエピソードが多いので、そこから「亡くなったらお星さまになる。」というアイデアが広がったみたいです。
私は、祖母は亡くなっても、日本にあるお墓には簡単にいけるわけではないので、お星さまになったと考えて、身近に感じれるのはいいなと思ったりします。
いつも新しいアイテムはオーダーの合間に作っていますが、なるべく常にオーダーのものばかり作るのではなく、新しい作品も作りたいと思っています。
やはり新しいものをつくるのはどのようなものができるか予想ができないので、それが楽しいですし、ワクワクします。
全て自分で制作しているため、時間がかかりますが、自分なりのペースで作品を生み続けたいと思います。
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